衆議院解散ですか。国会議員をどうやって選べばいいのか

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どうしてすぐに国会が解散されるのでしょう。いつも不満です。

今なら野党がバラバラで与党が勝てそうな予測ができるから・・・なんでしょうか。

 

4年位、続けたらどうなんでしょうか。

そしてちゃんとみんなが準備できてから選挙したらどうなんでしょうか。

 

進まないじゃないですか、いろんな重要な議論が。

人によって重要な議題は異なると思いますが、腰据えて議論できないといけないんじゃないですか。

議員が変わっちゃうではないですか、またイチから理解するんですか。

そんなに簡単な問題じゃないんですよね、動物の問題。

経済の問題であれば人の問題だし常に報道されている、一つの形があるとたいていそれに近い形で成り立つので良いのですが、社会問題で本当に深刻なものはそんなに簡単ではないでしょう?

真実の堀り起こしからやらなくてはならないような問題を、どうやって3年で解決しろって言うんでしょうか。

 

さて、誰に投票したらよいかわからないから・・・という方がよくいらっしゃいます。

メディアの情報だけを見ていたら、たしかにわかりません。

 

しかし、マスメディアやインターネット上のメディアは今の時代の選挙では約不足だと思います。

 

国会議員の多くが過去にすでに国会議員をやってきた人々です。

さらにだれかの秘書であったり、どこかの団体に所属しているなどのバックグラウンドを持っています。

 

その人がなにを目指しているのか

なにに、本気で取り組みたいのか

どんな問題であれば自ら取り組むのか

NGOの問題提起に心動かされてくれるのか

どこかの利権で動いているのか

組織の駒で誰かのいいなりなのか

 

今の時代ですから、少し調べてみれば、だいたいわかります。

例えば医師系であれば、医学界を代表してでてきており、現状の医療制度やそこでの利権を崩すような主張に対しては、(たとえ国民に利益があっても)反対することがおおいでしょう。

医師系であっても、そうでない方もいますが、そういう方はいろんな場面でそういう市民よりの発言をしている実績がかならずあるので、すぐにわかります。

 

 

現役の議員であれば、その人が国会内、委員会内でどんな発言をしたのか、議事録に残っています。

それを確認するのがもっともよいでしょう。(マスコミがこぞって報道する)政党間のいざこざが絡むものを見るのではなく、地に足の着いた政策についての発言を見ましょう。

そこにこそ、国会議員の仕事の質があらわれるのですから。

 

新しい方であれば、その方の経歴や、協力してきた団体などを見れば、どんな社会を目指しているかわかると思います。

 

もちろん全くわからない人もいます。

政党や組織を代表していますというケースや、父親の地場をそのまま着いだ場合などでしょうか。

またサイトや発言を見ても、いまいちきれいごとだけで終わっちゃっていると感じたら、その人は国会議員になってもなにやら期待できないと感じます。

 

選挙だけは強くて、ぜんぜん仕事をしないという議員もいます。

どうぞみなさま、自分の考えを信じ、投票をしましょう。

 

 

筆者は動物を守りたいという立場なので、そういう政党、候補者を選びます。そのためには候補者の事務所に電話して聞いたりもします。

昨年はNPO法人アニマルライツセンターさんが候補者アンケートを取っていました。

それを見ていて、犬猫の殺処分はだれもが言える程度のウケ狙い、票獲得の言い分であることがわかりました。つまり、犬猫の問題では、良い議員は判別がつかなかったということです。

その他のトピックスに対してどう考えているのか、ということが参考になりました。

動物保護団体の署名提出に協力していた議員などもいたと思います。

また、来年には動物愛護管理法の改正が控えているため、そこへのコミットの大きさも、関わるEvaやアニマルライツセンターやJAVAに聞いてみてもいいかもしれません。

その場合も、当然ですが、犬猫のことではなく、他の動物について教えてもらうことで意識がわかると思います。

 

 

寄付という行為

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寄付は

意識の高さを表す。

思いやりの深さを表す。

人の価値を表す。

 

と思う。

 

どんなに収入が少なくても寄付をする人はするし、

会社の社長をやっていてもしない人はしない。

 

お金が溜まったらする

お金持ちになったらする

今は生活するのでいっぱいだから

 

なんて言うことを言う人は、一生とても利他的な寄付という行為はできないんだろうなと思う。

 

日本に住んでいる成人の多くは、余剰金を持っている。

他の国に比べて全体的に生活は豊かだし、たくさんのものを持っている。

無駄だろうと思うものも、大して使わないものもなんでも持っている。

旅行にも行く。

週に1回位は外食する。(日本の外食は東南アジアのように安くはない)

 

そんな人の収入を聞いたり勤めている会社を聞くと、どう考えても貧困ではない。

 

でも、お金ないからって言う。

 

 

日本のNPONGOは効果のある活動をしている団体でもお金が無い。

とくに国内の問題に取り組む団体はお金がない。

さらにとくに、企業や国への客観性があり、厳しい指摘をする団体はお金がない。

解決に近く、効果的であるにも関わらず、企業寄付がのぞみにくいからだ。

 

子供の支援、特に遠くの子供の支援、残酷な盲導犬などの動物利用は、寄付が集まる。

 

1000の苦しみは無視し、1の苦しみ、0.1の苦しみだけを救おうとするのはおろかだ。

 

 

欧米にはNPONGOを評価する団体がある。

そのときに判断するのは、いかに多くの根本的な解決をしているか、具体的な効果はどの程度か、だ。

1000のうちの1だけを助けようとするような団体の評価は低い。

 

 

苦しみをまじで減らしている団体はどこか、

ちゃんと判断できる能力を持とう。

 

 

 

 

世界を救うのは誰か

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持続可能な社会を作りたい

エシカルな生活をしたい

地球の未来が心配だ

子供に良い世界を残したい

命は大切だ

平和でありたい

 

などなど、いろんな綺麗事が矛盾をはらんだまままかり通る日本の社会。

どうして実践しないのか。

世界で最も影響力のある人物にも選ばれたことのある哲学者のピーター・シンガーの著書にも『実践の倫理』という本があるが、

実践しなければどんなにきれいなことを言っていても意味がない。

 

環境に最も悪いのは化石燃料とともに、畜産物だ。

畜産のほうがより影響が大きい。

しかも、大規模な畜産はなくてもなんの問題もない。

一部の非文明地域では肉を食べる必要があろうが、文明地域に住み、食べ物を売り買いしている人々にはとくに必要のないものだ。

なくても豊かな生活が送れる。

 

化石燃料は多少使う。

人や動物を殺してしまうものは排除する。

 動物を苦しめるものはできるだけ排除する。

環境に悪い製品はできるだけ排除する。

人権をないがしろにするものもできるだけ排除する。

 

このくらいのことができると、世界は変わる。

そのくらいのことができなければ、やっぱり人間が住み続けたい世界は失われるのではないかと思う。