アニマルライツとアニマルウェルフェアを並列に考えるバカ

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アニマルライツとアニマルウェルフェアを混同し、または並列に考えてどっちだと迫るバカが多い。

哲学と科学、どっちをとるのかと迫るバカ。

別の学問だし、どっちも必要だとなぜわからないのか。

 

アニマルウェルフェアは人間の支配下に動物がいる限り使わなくてはならない指標である。

アニマルライツな人も、もし動物を保護した場合はアニマルウェルフェアを学ばなくてはならない。

アニマルライツの活動家は、その対象動物の殆どが人間が飼育しているものであるため、絶対にアニマルウェルフェアを学ばなくては出来ない。

 

アニマルライツとは

アニマルライツ奴隷制度を廃止しようという考えで、まったくもって賛成である。

 

アニマルウェルフェアとは

奴隷制度があり奴隷が居るうちはその奴隷を殴ったり蹴ったり餓死させたり精神的に追い詰めずに扱う方法を指し、アニマルライツの人にとって見たくない現実である。しかし、人間の奴隷制度はもうすぐなくなるかもしれないが、動物の奴隷制度は当面なくならないので見たくないではすまない。

だからこそこれほど研究され、喜びも感じられるようにして、できるだけ搾取の度合いを減らそうとしている。

 

日本も含め世界のアニマルライツ団体や、一部のアニマルウェルフェア団体は畜産物を減らす運動と、アニマルウェルフェアを高める一緒に行う。

動物をルール無しで飼育できないことを徹底していくと、自ずと飼育数は減る。

動物が生き生きした姿を見ると、動物を食べられない人は出てくる。

さらに動物を食べない選択肢を提供し、動物の苦しみを見せつける。

ついでに環境問題や健康問題で後押しをする。

単純なロジックだが、現状、自分は正しいと思っている。

 

ただし、何千億円の資金が投じられている欧米の活動が、成功しているとは思っていない。

鶏肉と豚肉の需要が増え続けているためだ。

何千億の資金、何万の人の力を持ってしても、肉食という欲望には押され気味である。

(日本はほとんど運動がないにも等しく、欧米の団体の億分の一の規模の運動であるため、議論に値しない。人を一人二人しか雇えない団体や運動、国民が、肉食に対抗できるはずがないのだ。)

 

たいして成功していなくても、欧米の動物福祉運動には多額の助成金が出る。

世界から見捨てられた日本の運動は、ロジック的にも人的にも発展が遅く、幼稚な諍いが多く、バカも多い。

だからなのか・・・日本の運動は大きくならない。

日本の運動に世界は目を向けない。

 

かわいそうなのは、日本で今日にでも(年末年始は屠殺場はたいてい休みだが)殺される動物。

世界からも見捨てられ、日本のヴィーガンたちは動物を救う運動を理解できず、自己満足に陥った自分の姿に気が付かず、日本の動物保護団体を運動をさらに萎縮させていく。

 

業界はそんな運動は蚊が止まった程度と言わんばかりに、蛮行をつづけ、エスカレートさせていく。

 

2018年、日本の動物たちの先行きは暗い。