野党の選挙ベタはなぜなのか
本当に1党政治を終わらせたかったのか?
そんな疑問がいつもいつも選挙後に浮かぶ。
野党候補数名と、与党候補1名があらそったら、それは与党が勝つのは当たりまえ。小学生だってわかる。
なぜ候補者を統一しないのか。
出来ないのはなぜなのか。
仮説1、自分が優先理論
とりあえず、自分が受かりたい。自分が選挙に出たい。という欲望が勝っており、団体戦だということを忘れ立候補してしまう人がたくさん居る。
仮説2、共産党は実は与党の差し金
明らかに負ける地域にも、共産党はとにかく候補者を送り込む。それが使命であるかのように。なぜか共闘しているはずの選挙区にまで。共闘していなくても、自分たちが目指すべき社会に必要そうな候補者が居るところでも、お構い無しで送り込む。
共産党は今回議席を減らしたのは、そのやり方の限界ではないのか。ちゃんと政治力のある政治家だけを送りこめ。
自分たちと似た政策を掲げる候補の選挙区で彼らの足を引っ張る選挙区が多かったことは明らか。
たくさん候補者たてて、たくさん落ちる戦法はもう廃止したほうがいい。てっきり与党の差し金かと思ってしまう。
仮説3、前原さんが交渉、選挙下手すぎ
これは仮説では実証されているようだが、民進党を解散する必要性はなかった。ただ、希望の党、共産党と、きっちり候補者を統一(というか候補地を分ける)ということができればいいだけだった。
どうかんがえても、交渉が下手な人の典型的な動きをしていた。
1:よく確認しない。契約前、あやふやな確認をしてトラブることは日本の男社会でよくあること
2:性善説。政治家にあって何故と思うが、相手は善意で言ってくれていると勘違い。そして思わず譲歩するパターン。
3:ナルシスト。解散時のコメントでよくわかる。
仮説4、統率者がいない
これは期待することは難しいだろう。自民党だって強い人が一人いるというわけではなく自民党にいることの利益があるから統率されているに過ぎない。
仮説5、有権者が無知
これは間違いがないが、投票に行かない国民の約半分はバカ。忙しいからというネット投票の結果もあるらしいが、それは違う。投票と自分の都合とを天秤にかけた結果、自分の都合を優先したに過ぎない。
もはや自分で判断できるほどの考える力を持たない有権者。メディアが伝えることをつなぎ合わせて物事を判断する有権者。政治の話を友達同士ですることは恥ずかしいとする感じている有権者。任せておけば自分は大丈夫と思っている有権者。待機児童問題は自分が子供持ったときだけ関心を寄せそれ以外の時は忘れ去っているおバカな有権者。誰かが当然解決してくれるでしょうと思っている有権者。
社会はそんな風に美しくはない。
仮説6、ちょっとかっこ悪い
民進党はある程度お金を持っていたらしい。であればなぜ事前にオンライン対策しなかった?皆スマホ見て歩いてるんだから、もっと前からオンラインの議論を制すべきだった。そんなに難しいことじゃない。
ネトウヨが制しているオンラインの場では、民進党や共産党に入れるのはちょっとかっこ悪い。メディアが今こっちに風吹いているといえば、そっちに入れる人がたくさん居るのだから、マスメディアは置いておいても、オンラインくらいは制して、自民公明こそかっこ悪いというようにしたらいい。
今や10代~50代くらいまではみんな、スマホ見てずっと生きてるのだから!!
仮説7、味方が力不足
NGOの声を聞いているのはたいてい野党だ。
その声を国会に届けているのも野党だ。
公明党はNGOに無関心で冷たく、自民党はNGOなんて見えないように過ごしている。
※企業の息のかかったNGOは別
でもそのNGOの力が弱すぎる。
ーー
下手な選挙を見ていると、日本はこのまま独裁政権の下で、弱者は弱く、強者は強くなっていくのだと確信する。
弱者を救おうという声がかき消される中で、生きていかなくてはならないのだと、覚悟する。